こんな方におすすめです
- 治療中の疾患について食事からのアプローチをしたい
- 身心の不調と食事の関係を知りたい
- 食事や生活習慣の改善点を明確にしたい
- 自分に合う食事の具体的なアドバイスが欲しい
- 診察室での食事の話をもっと深く知りたい
- スポーツで良い結果を出したい方
栄養相談・カウンセリングの流れ・当院でできること
- 1.現在の身体の状態を知る。不具合や問題点を明確にする。
(事前に病状の経過、問診票を提出していただきます。健康診断などの検査データがあれば利用します。分子栄養学的血液検査をご希望の場合は別料金で承ります) - 2.現在の食事内容から、嗜好、傾向を知る。
(事前に3日~1週間の食事内容を記録して提出していただきます) - 3.自分に合った食事の概要を組み立てる。
(何を優先させたいか、どこまで現実的に可能か、などを考慮します) - 4.実践とその後のフォローアップ
(フォローアップ相談も承ります)
各問診票のダウンロード
栄養学について
「医食同源」と昔から言われてきました。
食べたものによって身体がつくられ、脳もつくられ、その身体(body)のなかに精神(mind)、たましい(spirit)が宿ります。
健康のために食事はもっとも重要であり、どんな病気であっても食事によるアプローチは可能です。
どんな食事をするのがよいのでしょうか。たくさんの食事療法が提唱されています。
相反するものでありながら、それぞれでよい結果を出している人がいるのも事実です。
いったい何を食べるのがよいのか、迷ってしまうかもしれません。
何を食べるかは、どう生きるかと同じこと。その人に合った食事があるのです。
それは自分で選択するもので、家族の愛情であっても周囲の善意であっても押しつけられるものではありません。
ほんとうに身体が必要とするものに気づき、心から納得して実践することのできる食事がよいのです。
あなたに合った食事療法をともに探し、実践していくお手伝いをします。
栄養と食事について私が学んできたこと
一般的な西洋医学のなかでの食事療法
特徴
疾患とその病態に応じて強調される注意事項がある。薬剤と食事の相互作用を考慮する。
栄養素の“摂取基準”が設けられている。
“カロリー”という概念から考えることが多い。
分子栄養学的な食事療法
特徴
栄養素のはたらきを細胞と分子のレベルで考え、各種検査によってその過不足を評価する。
腸内環境、炎症と免疫、糖代謝を重視する。
添加物や重金属など有害物質の影響を考慮して対策をする。必要に応じてサプリメントを利用。
ケイシー流食事療法
特徴
野菜・くだものなど植物性食品を中心とし、動物性食品は必要に応じて種類をえらんで適量を摂取する。
アルカリ性食品を多く摂る。食品の調理方法や組み合わせ、食べる順番も考慮する。
食事療法についての私自身の立ち位置
私自身はケイシー流の食事療法とプラントベースホールフード(Plant-based whole foods : PBWF)の考え方に共感し、できるかぎり実践していますが、それも万人に合うわけではないと考えています。
そして日本人にはやはり伝統的な和食がよいと思います。
そもそも日本人の体質に合うと感じているのと、食の問題点を考慮すると総合的に和食のほうが安全と思われるからです。
食事は“こころ”と大きく関係している
身体をつくるのはまず食事です。その身体のなかで“こころ”も機能しています。
思考や感情などに関係する体内物質も栄養素の過不足によって影響を受けます。
双方向に関係しているので、食習慣を形成するのも“こころ”のはたらきです。
つい食べ過ぎてしまったり、特定の食品が欲しくなったりしてしまう心理的要因に気づくことが大切です。
食事には目に見えない部分、データで測れない部分がある
食べものはすべて生命です。食べるときには物質だけでなく、生命の波動やエネルギーも取り入れています。
愛情を込めて作られたかどうかによっても違うでしょうし、喜びや悲しみなど食べるときの感情もそのまま取り入れていると言えるでしょう。
地球環境との共生を考える
原則として「地球環境によくないものは人体にもよくない」はずです。
ヒトも地球の一部だからです。
食卓にあがるまでにその食品がどのようなルートを辿ってきたか、本来はそこまで考慮したほうがいいのでしょう。
さらに食糧問題とエネルギー問題は相互に関連しているものであり、70億人が同じことをやっても大丈夫な方法を目指したいと思います。
現代社会ならではの食の問題
現代では“食”はビジネスに組み込まれています。
そのために残念ながら本来は必要のない物質が使用されたり、不自然に加工されたりすることが多くなってしまいました。
やむを得ない場合も意図的な場合もあるでしょう。
それぞれは微量であっても蓄積するとその影響は無視できないと考えられ、病気との因果関係も懸念されます。
また、個々の食品についての情報が氾濫しており、そこにもビジネスが見え隠れします。
ほんとうによいもの・不要なものを見極めて取捨選択したいものです。
食べることは重要だけど・・
食べることは生命維持だけが目的ではなく、喜びであり、コミュニケーションでもあります。
食事療法じたいがストレスになっては本末転倒で、心のバランスが保たれるほうが大切です。
また、その人にとって食事よりも重要なこと、優先させたいことがあるかもしれません。
どんなに無理をしてもやりたいことがある、そういう時期もあるでしょう。
がんばってくれている自分の身体をいたわりつつ、そのなかでベストを尽くすという選択もあっていいと思います。
“続けられる”食事療法を
現実的に不可能な食事療法の提案はストレスになるだけです。
どんなに効果的な方法であっても、法外な値段がするのであれば限られた人しかできません。時代の制約というものもあります。
経済的事情、家庭環境、生活環境、時間的制約、調理できるかどうか・・・それぞれの事情を勘案しながら、継続できる方法をともに考えましょう。
栄養状態ってどうしたらわかるの?
当院では一般診察(身体測定、血圧、脈拍、体温など)とともに分子栄養学的観点で血液検査から評価します。
検査データには個体差もあり絶対的なものではありません。
ひとつの側面として捉え、ご自身の体感もふくめて総合的に評価します。
食べものが自分に合っているかどうか、
どうやってわかるの?
意識的に「身体の声を聴く」ようにしましょう。
ほんとうにその食べものを必要としているかどうか、食べる前に自分に問いかけ、食べた後の体調を観察することです。
必要ではないけれど食べたいと思うのであれば、その理由を考えてみましょう。
また、合う食品・合わない食品を特殊な検査によって選別する方法もあります。
その方法が信頼できると判断したのであれば、したがってみてもよいと思います。(当院では取り扱っておりませんのでご案内のみになります)
サプリメントってどうなの?
サプリメントは効率をよくするために短期的な使用にとどめるのがよいと考えます。
食事の代用になるものではありません。
多種多様なサプリメントが販売されていますが、製品による差異も相当あるのではないかと思います。(ご提案する場合がありますが当院での取り扱いはしておりません)
病院の栄養指導とどう違うの?
疾患によっては保険診療で管理栄養士による栄養指導が受けられます。
栄養学の専門知識は私がたちうちできるものではありません。
ただそこに私が感じるのは、他の食事療法を全般的に否定しているように思えること、カロリーや必要摂取量などの“基準値”が重要視されすぎているのでは?という疑問です。
- 風邪・発熱外来
- 熱中症
- 風邪をひいたときは
- 高血圧のお話
- 高血圧症と言われたら
- 2型糖尿病と言われたら
- コレステロール低下医療について
- コレステロールが高いと言われたら
- 中性脂肪が高いと言われたら
- メタボリックシンドロームと言われたら
- 逆流性食道炎と言われたら
- 繰り返す頭痛で悩んでいるときは
- 便秘症
- 痔核・裂肛
- 膀胱炎
- 不眠症
- 花粉症
- 痛風
- インフルエンザワクチンについて
- 漢方薬(保険適用)のご案内